Windows10 LaTeX環境構築 VSCode,Git Bash,Makefileも添えて
環境構築
- LaTeX導入
www.ms.u-tokyo.ac.jp
1.こちらからインストーラをダウンロード
2.どこでもいいので、ファルダを解凍
3.abtexinst.exeを実行
4.
ファイル保存先と、インストール先を任意に設定して、次へをクリック(わかんない場合はデフォルトでOK)
dvioutとGhostscriptに関してもデフォルトでOKなので、次へをクリック
ファイルの取得がうまくいかない場合はURLの部分を他のURLに変更して実行するとうまくいく場合がある。
5.インストールファイルを選択して次へをクリックしインストール開始
6.GhostscriptはNextでOK
7.I Agree
8. Finishをクリック
再起動がかかると思うので、再起動します。
qiita.com
こちらの記事を参考に導入
※なくてもCLIで動きます。
- windows makeの導入
note.mokuzine.net
こちらの記事を参考にWindows Makeを入れます。
※Makefileとかいらねぇって人は飛ばしてもOK
qiita.com
こちらの記事を参考に設定
上記のコラボ設定を行っていれば
Ctrl+Shift+@(Windowsの場合)
でターミナルをVSCode上に出すことができる。
Git Bashで
make -v
正常にmakeが導入されていれば
$ make -v GNU Make 3.81 Copyright (C) 2006 Free Software Foundation, Inc. これはフリーソフトウェアです. 利用許諾についてはソースを ご覧ください. 商業性や特定の目的への適合性の如何に関わらず, 無保証です. This program built for i386-pc-mingw32
みたいに表示される。
TeXファイル作成
なんでもいいので作成します。
ここでは
main.tex
として作成します。
※なんでもいいってなんやねんて方は
texwiki.texjp.org
を参考にすればいいと思います。
Texファイルのコンパイル
.texファイルのコンパイルは、日本語の場合「platex」です。使い方は、「platex オプション LaTeXファイル(*.tex)」になり、オプションには文字コードが入ります。
今回は
- kanji=euc
オプションで行います。
上記でmain.texを作成していると思うので
PDFに変換
コンパイルすると,dvi ファイル (main.dvi) が出来上がっていると思います。
この dvi ファイルを pdf に変換してドキュメント化します。
dvipdfmx main.dvi
を実行するとPDFファイルが生成されます。
Makefileの作成
毎回platex,dvipdfmxコマンドを打つのがめんどくせぇって方はMakefileを作成するといいかもしれません。
# Makefile PLATEX = platex -kanji=euc DVIPDFMX = dvipdfmx RM = /bin/rm -f TARGET=main.dvi all: make again make pdf pdf: $(DVIPDFMX) $(TARGET) again: $(PLATEX) main.tex allclean: $(RM) *.pdf *.old make clean clean:: $(RM) *.dvi *.aux *.log *.idx *.out\ *.lot *.lof *.toc *~
このコードをMakefileというファイル名でmain.texと同じフォルダに保存します。
すると
- make
コンパイルとPDF化を行う
- make clean
make時に自動生成される一時ファイルを削除する
が使えるようになります。
※make,make cleanのどちらもMakefileがあるフォルダ内で行ってください。
これでめんどくさいコマンドや、うっとおしい一時ファイルともおさらばです。